松山空港から市内へ、帰りに空港へ向かう前に:国土交通省が書く、松山市内の主要渋滞箇所と時間帯
松山空港から松山市内・道後へ車で行く人と、空港へ戻る人向けに、愛媛県渋滞対策協議会の主要渋滞箇所の一覧(令和7年2月19日時点)、公式が書く渋滞の時間帯、松山外環状道路の空港線の案内をまとめました。
この記事のまとめ
- 愛媛県の主要渋滞箇所は109箇所で、松山市中心部周辺エリアが34箇所を含む(令和7年2月19日時点)。
- 国土交通省は、空港通り2丁目交差点を、朝夕のピーク時を中心に渋滞が発生する場所として書いている。
- 松山環状線(南部)は通勤通学のラッシュ時、国道33号は午前中の渋滞が公式の資料に出ている。
- 空港線の案内には、令和6年2月24日の開通と、東垣生ICから空港へのおすすめルートの図がある。
- 空港へ戻るときの余裕の分数は、渋滞の資料にも空港の案内にも書かれていない。
公式に書かれているのは、朝夕・通勤時間帯・午前中の渋滞
松山空港から松山市内へ向かう道には、国土交通省と愛媛県が「主要渋滞箇所」として名前を挙げている交差点があります。この記事は、その一覧と、公式の資料が書いている渋滞の時間帯・原因を並べたものです。
時間帯の書き方は、資料ごとに違います。朝夕のピーク時(空港通り2丁目)、通勤通学のラッシュ時(松山環状線の南部)、午前中(国道33号の松山IC方面)が、公式の文面に出ています。そのほかの時間帯や、その日の混み具合の数字は、確かめた資料には載っていません。
空港から道後温泉・松山城への道そのものは、別の記事で書いています。この記事は、その道の途中にある渋滞の場所を、先に知っておくためのものです。
愛媛県の主要渋滞箇所は109箇所、松山市中心部周辺エリアに34箇所
主要渋滞箇所を決めているのは、国・県・市などでつくる愛媛県渋滞対策協議会です。令和8年7月の国土交通省 松山河川国道事務所の発表資料は、次のように書いています。
愛媛県渋滞対策協議会では、渋滞対策を効率的に進めるため、平成24年度に「主要渋滞箇所」を特定し、毎年度、対策等について議論を行ってきたところです。
四国地方整備局のページは、選び方を次のように書いています。
各県の渋滞対策協議会において、客観的なデータなどを活用して、渋滞が多発している箇所などを抽出し、 道路利用者などからご意見を伺ったうえで、「地域の主要渋滞箇所」を選定しました。
愛媛県の最新の一覧は、事務所のページで確かめた範囲では、令和7年2月19日に更新されたPDFです。1ページ目の愛媛県全体の図には、主要渋滞箇所数が109箇所、集約されるエリアが1エリア、集約される区間が20区間、箇所が14箇所と出ています。1エリアには34箇所、20区間には61箇所が含まれると、同じ図に書かれています。
エリアと区間は、地図の凡例に次の説明があります。
区 間:交差点等が連担するなど、速度低下箇所が連続しており、複数の主要渋滞箇所を含む区間 エリア:都市部等、混雑区間・箇所が面的に広がっており、複数路線に跨り複数の主要渋滞箇所を含む区域
1エリアは、松山市中心部周辺エリアです。松山空港から道後温泉・松山城へ向かう経路にも、このエリアや周りの区間に入る交差点があります(下の対応表)。
松山市周辺の一覧:エリア内の12区間と、周りの区間
PDFの図「愛媛県松山市周辺」にある表を、番号ごとに写しました。交差点の名前は、PDFの表記のままです。番号は、PDFの地図にある四角の番号です。
松山市中心部周辺エリアの12区間
| 番号 | 道路 | 交差点(箇所名) |
|---|---|---|
| 1 | 一般国道11号 松山市中心地区 | 福音寺町、小坂、勝山町 |
| 2 | 一般国道11号から(主)松山空港線 松山市地区 | 小坂、天山、朝生田西、空港通2丁目付近 |
| 3 | 一般国道56号 松山市地区 | 北藤原、済美高校前、西堀端 |
| 4 | 一般国道196号 松山市中心地区 | 西堀端、消防局前 |
| 5 | 一般国道196号から(市)宮前118号線 松山市地区 | 空港通2丁目付近、生石入口、生石町、南江戸3丁目南、安城寺前、美沢2丁目、中央2丁目、衣山 |
| 6 | (主)松山港線 松山市地区 | 松山駅前、フジグラン松山西 |
| 7 | (主)松山港線から一般国道437号 松山市地区 | 中央1丁目、中央2丁目、久万ノ台 |
| 8 | (主)松山北条線 松山市地区 | 県民文化会館前、上一万、勝山町 |
| 9 | (一)六軒家石手線 松山市地区 | 中央1丁目、消防局前、スーパー日東高砂店前、SONIC前、護国神社入口先、富士コーポラス前 |
| 10 | (市)中央循環線 松山市地区 | 上一万、西一万 |
| 11 | 一般国道11号から(市)八坂32号線 松山市地区 | 小坂、枝松、湯渡橋北詰 |
| 12 | (市)市役所前天山線 松山市地区 | 河原町、河原町2、立花1丁目、立花3丁目、天山 |
表の「から」は、PDFでは「~」と書かれている区間のつなぎです。同じ名前の交差点は、PDFの表でも複数の番号に重ねて載っています。
エリアの周りの区間
| 番号 | 道路 | 交差点(箇所名) |
|---|---|---|
| 13 | 一般国道33号 松山市地区 | 拾町(砥部町)、森松、井門、松山IC入口、北井門町、椿神社入口、松山石井局前、東石井、ひだまり治療院前、天山 |
| 14 | 一般国道196号 松山市地区 | 大川橋、谷町、平田町(平田池付近) |
| 15 | (主)松山伊予線 松山市地区 | 椿神社西入口、中川原橋北、中川原橋南(松前町) |
| 16 | (主)松山空港線 松山市地区 | 空港通2丁目付近、高岡 |
| 17 | (主)伊予松山港線 松山市地区 | 西垣生、南吉田、北吉田町 |
| 18 | (一)久米垣生線 松山市地区 | 市坪橋北、余戸交番前 |
| 19 | (市)千舟町古川線 松山市地区 | 朝生田西、徳丸小児科前、大塚内科産婦人科前 |
ほかに、同じ図には、次の個別の箇所が載っています。北久米町交差点(8番の丸印)、久谷大橋南交差点(98番)、浜交差点(松前町、56番)です。松前町の区間33(一般国道56号から(一)松山松前伊予線)と、砥部町の区間34((主)伊予川内線)も、同じ図の表に載っています。
空港から道後・松山城へ行く道で、一覧に名前がある交差点
別の記事の経路に出てくる交差点のうち、主要渋滞箇所の一覧に同じ名前がある交差点です。一覧にない交差点は、表に入れていません。
| 向かう先 | 経路の記事に出てくる交差点 | 一覧での番号 |
|---|---|---|
| 道後温泉 | 空港通2丁目(一覧では「空港通2丁目交差点付近」) | 2、5、16 |
| 道後温泉 | 西一万、上一万 | 10(上一万は8にも載る) |
| 松山城 | 北藤原、済美高校前 | 3 |
| 松山城 | 西堀端 | 3、4 |
この表は、経路の記事の交差点の名前を、一覧の名前と照らしたものです。道後温泉への経路では、空港通2丁目のほかに、西一万・上一万が一覧に載っています。松山城への経路では、国道56号の区間にある北藤原・済美高校前・西堀端が一覧に載っています。
経路の記事は、次の2本です。
公式が書く、場所ごとの渋滞の時間帯と原因
国土交通省 松山河川国道事務所の「松山外環状道路」のページに、松山の幹線道路の現状が書かれています。空港通り2丁目交差点の説明は、次のとおりです。
空港通り2丁目交差点は、松山空港方面への交通量が多く、朝夕のピーク時を中心に通勤目的などの交通等で集中しています。この交通集中によって、交差点を先頭とした著しい渋滞が発生しています。
松山環状線の南部と国道33号の説明も、同じページにあります。
国道11号、33号等と交差する松山環状線(南部)は、愛媛県内で最大の交通量があり、通勤通学のラッシュ時には渋滞が慢性化しています。
松山IC付近から松山市内中心部に向かう唯一の幹線道路である国道33号は、交通の集中により、県内の国管理国道で最も混雑しています。
ほぼ同じ文が、令和6年2月作成の松山外環状道路のパンフレットにも載っています。ただし国道33号の文は、パンフレットでは「松山市内中心部から松山IC付近に向かう唯一の幹線道路」「最も渋滞しています」と、ページとは向きと言葉が違います。パンフレットには、松山IC入口交差点の写真に「開通区間の端末に渋滞が発生」という見出しがあり、インター線の端末の松山IC入口交差点が平面交差点で、渋滞が発生していると書かれています。
資料に書かれている時間帯・原因を、場所ごとに表にしました。
| 場所 | 公式の資料に書かれている時間帯 | 書かれている原因 | 出どころ |
|---|---|---|---|
| 空港通り2丁目交差点(松山環状線の西部) | 朝夕のピーク時を中心に | 松山空港方面への交通量が多く、通勤目的などの交通等が集中している | 松山外環状道路のページ、パンフレット |
| 松山環状線(南部) | 通勤通学のラッシュ時 | 愛媛県内で最大の交通量。国道11号・33号等と交差する | 松山外環状道路のページ、パンフレット |
| 国道33号(松山IC付近と市内中心部の間) | 午前中(観光シーズンのチラシ。松山ICまでの向き) | 松山IC付近と市内中心部の間の唯一の幹線道路で、交通が集中している(ページとパンフレットで、書いている向きが逆) | 松山外環状道路のページ、パンフレット、観光シーズンのチラシ |
| 松山IC入口交差点 | 時間帯の記載なし | インター線の端末が平面交差点になっている | パンフレット |
国道33号は、観光シーズンの午前中に混む
愛媛県渋滞対策協議会は、観光シーズンの国道33号について、チラシを出しています。ページに載っているチラシ「もうちょっとゆっくりしていかん?松山旅」(ファイル名から令和8年度のものと読める)には、次の見出しがあります。
午前中は松山ICまでの国道33号が渋滞するため、松山市内でゆっくり観光がおすすめ!
同じ事務所のページには、お盆に松山から高松方面へ向かう人向けの案内もあります。道後温泉方面から高松方面へ向かうとき、国道11号を勧めるものです。案内には、前の年(令和7年)のお盆の結果として、午前9時から12時は、国道33号から松山ICを通る経路よりも、国道11号から川内ICを使った経路のほうが早く着いたと書かれています。差が最大になったのは10時台で、6分です。
これは松山市内から高松方面へ出ていく向きの案内で、空港から市内へ向かう人に向けた書き方ではありません。ただ、同じ国道33号の午前中の渋滞を、公式が名前を挙げて書いている例なので、ここに入れました。
朝の通勤時間帯については、令和7年10月27日から11月7日の平日の朝に社会実験があり、案内のページに次の文があります(実施期間は過ぎています)。
松山都市圏では、朝の通勤時間帯において松山市中心部へ向かう方向を中心に慢性的な 混雑が発生しています。(国道33号は中心部から砥部町へ向かう方向も混雑しています。)
松山外環状道路の空港線:令和6年2月24日に開通した区間
松山外環状道路は、松山IC・松山空港・松山港などをつなぐ道路です。令和6年2月作成のパンフレットは、次のように説明しています。
松山外環状道路インター線全線、空港線側道部の一部がすでに開通しており、令和6年2月には国道56号の高架を含めた空港線本線部が一部開通となりました。
パンフレットの図では、空港線は延長3.8km、インター線は延長4.8km、インター東線は延長2.0kmと書かれ、令和6年2月24日に開通した区間は延長2.4kmと示されています。同じ図には、側道部の開通済みの延長3.2kmも書かれています。インター東線は、図では未開通の区間として描かれています。
この記事で確かめたのは令和6年2月作成のパンフレットの内容です。その後の開通の状況は確かめていません。出発前に、国土交通省 松山河川国道事務所のページで確かめます。
パンフレットの「整備効果」のページには、所要時間の図があります。
| 区間 | 現況(側道部経由・令和3年3月の開通後) | 開通後(空港線経由・令和6年2月の開通区間) |
|---|---|---|
| 松山空港から松山IC | 17分 | 13分(約4分の短縮) |
図の注記には、資料は「ETC2.0プローブデータ」、期間は令和3年9月から11月の平日7時から19時と書かれています。開通後の欄には、令和6年2月に開通した区間を、規制速度60km/hで走る場合と注記されています。
同じ図には、松山空港から国道11号(松山市来住町)までの所要時間もあります。国道11号経由が28分で、全線開通後に松山外環状道路経由で12分(約16分の短縮)と書かれています。インター東線が未開通の現在の数字ではなく、全線が開通した後の数字です。
東垣生ICから空港へのおすすめルートの図
愛媛県渋滞対策協議会は、「松山空港へのおすすめルートのご案内」というページを出しています。
松山空港へ松山外環状道路経由で向かわれる方は、混雑を回避するため以下のルートをおすすめいたします。また、現地でも案内看板を設置しています。
ページの図(画像)には、東垣生ICから空港までの経路が描かれています。図の読み方は次のとおりです。
- 東垣生ICを出たあと、図の写真1に「空港を利用される方はここで左折してください」と書かれている。
- そのあと、写真2に「空港を利用される方はここで右折してください」と書かれている。
- 写真3は、空港の入口の写真で、「松山空港入口」と書かれている。
- 図の凡例では、旧空港通りの周りが「現在混雑している地区」として、薄い色で示されている。
図の中の松山外環状道路の文字の横に、「令和6年2月24日開通」と書かれています。左折・右折の場所の交差点名は、図に書かれていません。曲がる場所は、図の写真と、現地の案内看板で確かめます。
空港へ戻るときの余裕の持ち方:公式の資料に分数は載っていない
この記事で確かめた渋滞の資料には、空港へ戻る人に向けた「余裕の分数」は書かれていません。空港通り2丁目の「朝夕のピーク時」は、松山空港方面への交通について書かれたものですが、帰りの便に合わせた時間の数字は出ていません。
空港や会社の案内は、別の記事にまとめています。
- 空港の公式ページは、出発の何分前にという数字を書かず、チェックインと保安検査の締切は航空会社ごとに違うと案内しています。
- レンタカー会社のうち5社は、返却が遅れそうなときに事前の連絡を求めています。
数字や会社ごとの違いは、松山空港でレンタカーを返す前に:給油の決まり、返却の時刻、空港までの道に載せています。借りるときの話は、松山空港でレンタカーを借りる前に知っておくことです。
出発前に見るページ
- 愛媛県渋滞対策協議会(松山河川国道事務所):主要渋滞箇所のPDF、観光シーズンの案内、空港へのおすすめルートが載っているページ。
- 愛媛の道路情報を、出発前にどこで調べるか:その日の道路の状況を見るページをまとめた記事。
この記事について
確認日は2026年10月14日です。愛媛県渋滞対策協議会のページ、令和7年2月19日時点の主要渋滞箇所のPDF(表と図は画像にして目で読みました)、松山河川国道事務所の松山外環状道路のページとパンフレット、観光シーズンの案内を、一つずつ読みました。
主要渋滞箇所の一覧は、これまでに何度も更新されています(事務所のページに載る更新は、令和5年3月3日、令和6年2月28日、令和7年2月19日など)。ここに書いた交差点の名前は令和7年2月19日時点のものです。
確かめられなかったことは、次のとおりです。
- 令和7年2月19日より新しい一覧の有無(事務所のページに載っていた最新が、この日付でした)。
- 主要渋滞箇所を選ぶ基準の数字(速度や時間)。確かめた資料には、数字が書かれていません。
- 空港線の開通のあとの、実際の所要時間の測定値。パンフレットにあるのは、図の数字です。
- 松山外環状道路のインター東線が、令和6年2月作成のパンフレットより後にどうなったか。
- 時間帯ごとの、空港から市内への実際の所要時間。
- 空港へ戻るときに、渋滞を見込んで何分前に出るという公式の目安。
実際に走って確かめたことは、この記事には書いていません。
出典
- 松山河川国道事務所/道について/愛媛県渋滞対策協議会(2026年10月14日取得)
- (愛媛県 地域の主要渋滞箇所(一般道)、令和7年2月19日時点、PDF)(2026年10月14日取得)
- (四国地方の主要渋滞箇所について、四国地方整備局のページ)(2026年10月14日取得)
- (愛媛県内の渋滞削減に向けて、令和8年度第1回愛媛県渋滞対策協議会を開催します、令和8年7月24日、PDF)(2026年10月14日取得)
- 松山河川国道事務所/松山外環状道路(2026年10月14日取得)
- (松山外環状道路 スムーズな交通を目指して、令和6年2月作成、PDF)(2026年10月14日取得)
- 松山空港へのおすすめルートのご案内(2026年10月14日取得)
- 松山河川国道事務所/道について/愛媛県渋滞対策協議会/渋滞緩和にご協力のお願い(2026年10月14日取得)
- (もうちょっとゆっくりしていかん?松山旅、愛媛県渋滞対策協議会のチラシ、PDF)(2026年10月14日取得)
- 松山河川国道事務所/道について/愛媛県渋滞対策協議会/渋滞緩和にご協力のお願い(2026年10月14日取得)