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冬に愛媛の山の道を走る前に:冬期閉鎖・チェーン規制・冬用タイヤの決まり

石鎚スカイライン、UFOライン、四国カルストなどは冬に閉まります。閉鎖の期間、県の規則のタイヤの決まり、チェーン規制、レンタカー会社のスタッドレスの扱い、出発前に見る公式ページをまとめました。

この記事のまとめ

  • 石鎚スカイラインは12月1日~翌年3月31日が冬期閉鎖期間と、愛媛県のページに書かれている。
  • 四国カルストの県道383号は、過去7年とも11月24日~12月27日に閉まり、3月10日~27日に開いた。
  • 愛媛県道路交通規則は、積雪・凍結した道でチェーンやスノータイヤ等を備え付けるよう定めている。
  • チェーン規制は大雪時の措置で、国土交通省の一覧(更新日の表示なし)で愛媛県は国道56号の鳥坂峠のみ。
  • バジェット以外の松山空港の各店がスタッドレスを貸すかは確かめられず、チェーンを貸さない会社や店がある。

冬に閉まる山の道は、管理している人ごとにページが分かれている

愛媛県内の山の道には、冬になると通行止めになるものがあります。県内の冬期閉鎖を1枚にまとめた公式ページは、今回は見つかりませんでした。道を管理している県の土木事務所、市町、高知県側の町が、それぞれのページで知らせています。

平地の市街地や海沿いを走るだけの旅なら、この表の道を通ることはありません。石鎚山、UFOライン、四国カルストへ向かう予定があるときに読んでください。

冬期閉鎖の道の一覧

道の名前 区間 閉鎖の期間 出典
石鎚スカイライン(県道12号) 土小屋~関門 12月1日~翌年3月31日が冬期閉鎖期間。夜間は通年で通行止め 愛媛県(石鎚スカイラインのページ)、西条市(冬の石鎚山系のページ)
UFOライン(町道瓶ヶ森線) (資料では確かめていない) 11月下旬~4月中旬を目安に冬季閉鎖 西条市(冬の石鎚山系のページ)
県道383号 四国カルスト公園縦断線 全線 例年、積雪・凍結が見込まれる冬期。2025年度は12月5日10時~3月18日11時 愛媛県(西予土木事務所、久万高原土木事務所のページ)
県道328号 柳谷美川線 久万高原町西谷(木地)から旧美川スキー場まで 2025年度は12月5日10時~3月18日11時 愛媛県(久万高原土木事務所のページ)
県道211号 美川小田線 町道との合流地点より山側 2025年度は12月5日10時~3月18日11時 愛媛県(久万高原土木事務所のページ)

この表の期間は、過去の年度の実績と「目安」で、2026年度の確定した日程ではありません。表の道の管理者は次のとおりです。

  • 石鎚スカイライン:愛媛県 久万高原土木事務所(0892-21-1210)
  • UFOライン:高知県いの町 本川総合支所産業建設課(088-869-2115)
  • 県道383号:区間ごとに西予土木事務所(0894-62-1331)、久万高原土木事務所、高知県須崎土木事務所(0889-42-1700)

石鎚スカイラインの閉鎖

愛媛県のページは、夜間と冬の通行止めを、次のように書いています。

石鎚スカイラインは、落石などによる事故を未然に防止するため夜間通行止め(通年)を実施しています。また、冬期は積雪による通行困難のため、期間通行止めを実施しています。

ゲートの開閉時刻の表では、9月1日~11月30日が7時開門・18時閉門、12月1日~翌年3月31日が「冬期閉鎖期間」です。このページの更新日は2021年4月1日と表示されています。

西条市のページは、同じ道を「12月1日~3月31日を目安に全面通行止め」と書いています。

石鎚山の土小屋へは、UFOラインと石鎚スカイラインの2本の道があります。西条市のページは、そのことを次のように書いています。

石鎚登山における主要登山道の一つ『土小屋ルート』は、UFOライン(高知県いの町)と石鎚スカイライン(愛媛県久万高原町)から通行できます。

UFOラインは高知県いの町の道で、閉鎖の期間は西条市のページの「目安」だけが根拠です。

西条市側の県道12号(国道194号の分岐から山麓下谷駅まで)は、西条市の冬季閉鎖の一覧に入っていません。この区間の道の説明は、松山空港から石鎚山のふもとへの記事にあります。

四国カルストの閉鎖は、年によって2週間ほど動く

県道383号の冬期閉鎖について、西予土木事務所のページは次のように書いています。

高知県高岡郡津野町から愛媛県西予市野村町に至る一般県道383号四国カルスト公園縦断線は、例年、積雪及び凍結が見込まれる冬期は通行止めとなります。

同じページに、過去7年の閉鎖と解除の日時が表で出ています。

年度 通行止め開始 解除
令和元年度 2019年12月27日13時 2020年3月10日13時
令和2年度 2020年12月14日17時 2021年3月19日13時
令和3年度 2021年11月29日16時 2022年3月18日13時
令和4年度 2022年12月6日15時 2023年3月17日13時
令和5年度 2023年11月24日15時 2024年3月15日13時
令和6年度 2024年12月2日13時 2025年3月27日13時
令和7年度 2025年12月5日10時 2026年3月18日11時

開始は11月24日から12月27日、解除は3月10日から3月27日の間に収まっています。同じページは、「周辺の町道や林道も同期間、閉鎖となります」とも書いています。

2025年度は、寒気の接近や降雪が予測されたことから12月5日に閉鎖されました。久万高原土木事務所は、閉鎖を始めたときの告知で、解除時期について次のように書いていました。

冬期閉鎖の解除時期は未定となっております。(例年は3月中旬ごろの解除になっています)

同じ事務所のページには、その閉鎖を令和8年3月18日(水曜日)11時をもって解除したと追記されています。

四国カルストへ向かう久万高原町内の道には、冬期閉鎖とは別に、工事による時間帯通行止めもあります。久万高原土木事務所の案内ページには、町道四国カルスト高原線を通るルート1は、時間帯通行止めのため2027年1月22日まで通行に支障がある、と書かれています。

解除のあとも凍結は残る

久万高原土木事務所は、2026年3月に冬期閉鎖を解除したとき、次の注意書きを添えました。

※1 冬期閉鎖解除後も、夜間・早朝の路面の凍結が発生する可能性がありますので、    当面の間は冬用タイヤの着用、チェーンの携行等にご協力下さい。

閉鎖が解けた日でも、朝夕の路面は凍っていることがあります。

冬用タイヤ:愛媛県の規則が定めていること

愛媛県道路交通規則の第12条は、運転者が守る事項を並べています。その第2号です。

(2) 積雪し、又は凍結している道路において自動車を運転するときは、タイヤチェーン、スノータイヤ等すべり止めに効果のある装置を備え付けること。

条文の言葉は「備え付けること」です。

国土交通省四国地方整備局のページは、沖縄県を除く都道府県の規則について、次のように書いています。

都道府県道路交通法施行細則または道路交通規則にて積雪または凍結した路面での冬用タイヤの装着等いわゆる防滑処置の義務が規定されています。

そのうえで「違反行為については、反則金が適用される場合があります。(大型:7千円、普通:6千円)」と案内しています。

愛媛県の条文は「備え付け」、四国地方整備局のページは「装着等」と、書き方が違います。どちらも、積雪・凍結した道では、すべり止めの措置を求める点で一致しています。

高速道路の冬用タイヤ規制

NEXCO 西日本は、冬の高速道路について次のように書いています。

冬の高速道路では安全に走行していただくために、「冬用タイヤ規制」や「チェーン規制」を行う場合があります。 冬用タイヤ規制を行っている場合は、冬用タイヤ(スタッドレスタイヤやスノータイヤなど)またはタイヤチェーンなどのすべり止め装置を装着していない車は走行できません。

装着の仕方について、同じページは次のように案内しています。

  • スタッドレスタイヤは「スタッドレス表記(国内表記)が表示されているものを全車輪に装着してください。」
  • 冬用タイヤの側面には、STUDLESSまたはSNOWの文字がある。
  • オールシーズンタイヤは、スノーフレークマークのあるものを全車輪に装着する。
  • 「冬の高速道路では、冬用タイヤの装着はもちろん、万が一の事態に備えて必ずタイヤチェーンを携行してください。」

2026年1月には、山陽自動車道、広島岩国道路、中国自動車道で、警察と連携した装着確認が行われました。NEXCO 西日本の発表では、冬用タイヤを装着していない車は高速道路の利用を断られ、一般道へ引き返す措置がとられています。この例は広島県・山口県内のものです。

NEXCO 西日本の2ページには、松山自動車道の名前が出てきません。松山自動車道だけの冬の案内は、今回は見つかりませんでした。

チェーン規制:大雪のときの別の規制

チェーン規制は、冬用タイヤ規制とは別の規制です。国土交通省のページは、実施する場面を次のように書いています。

大雪特別警報や大雪に対する緊急発表が行われるような異例の降雪があるときに行います。

場所については、次のとおりです。

急な上り下りがある峠などで、過去に雪による立ち往生や通行止めが起こった場所の中で、タイヤチェーンを着脱できる場所や通行止めが解除されるまで待機できる場所がある区間で実施します。

スタッドレスタイヤを履いていても、規制の対象です。

そのため、今回のチェーン規制では、スタッドレスタイヤを着けていても、タイヤチェーンをしていない自動車はチェーン規制中に通ることはできません。

4WDも対象で、ページは「チェーン規制中はタイヤチェーンを着けていないと通ることはできません」と書いています。チェーンは「駆動輪にタイヤチェーンを着けることが基本」で、スプレーのように薬剤を吹き付けるタイプは通行できないとされています。

このページのチェーン規制箇所の一覧で、愛媛県は国道56号の鳥坂峠(西予市宇和町~大洲市北只、延長7.0km)の1件です。一覧の高速道路に四国の路線はありません。このページには更新日の表示がなく、本文に平成29年度の記述があります。四国地方整備局のページには「四国内の予防的通行規制区間・チェーン規制区間」の見出しがありますが、区間は画像で示され、文字では読めませんでした。

レンタカー会社のスタッドレスタイヤとチェーン

松山空港の店ごとに冬のタイヤの扱いを書いた公式ページは、今回はバジェットレンタカー松山空港店の1つしか見つかりませんでした。

当店ではタイヤチェーンの貸出はございません。 当店では冬季も基本的にノーマルタイヤでの貸出となります。

ほかの会社は、全国共通の案内です。

会社 スタッドレスの標準装備の一覧 チェーン
ニッポンレンタカー 北海道、東北、中部の一部、北陸などが対象。愛媛県は入っていない(2026年4月21日現在) 「全国でお取り扱いがございません」
トヨタレンタカー 北海道、東北、北陸などの店が対象(2026年4月~2027年5月)。愛媛県の店は入っていない 店舗により料金が異なる。店舗によって保有していない場合がある
タイムズカーレンタル 北海道、青森、岩手、宮城、秋田、新潟、石川、長野、鳥取、島根。愛媛県は入っていない 取り扱いがない
オリックスレンタカー 一覧は確かめていない 「一部店舗のみ」

標準装備の一覧に愛媛県が入っていないのは、一覧に名前がないという意味です。貸し出さないという意味ではありません。タイムズカーレンタルは「スタッドレスタイヤのレンタルは、利用時期や地域、店舗により、取り扱いの有無や料金などが異なります」と書いています。

ニッポンレンタカーは、標準装備の地域以外では「スタッドレスタイヤを別途お申し込みください」とし、有料のオプションとしています。トヨタレンタカーのオプションは、乗用・バンクラスで2,200円(税込10%)/24時間までです。オリックスレンタカーは、スタッドレスを「オプションでの選択はできません」とし、予約時に「スタッドレス」と表示のある車を選ぶ形です。

松山空港のトヨタ・ニッポン・オリックス・タイムズの各店が、冬にスタッドレスを貸し出すかどうかは、確かめられませんでした。山の道を走る予定があるなら、予約の前に店へ問い合わせてください。チェーンは貸し出さない会社や店があるので、自分で用意する前提で考えてください。

出発前に見る公式のページ

愛媛県の道路維持課のページには、冬の路面の情報の入手先がまとまっています。

下記のトンネル出入口や路線の気温・路面温度のほか、ライブカメラにより県内55箇所の路面状況をご確認いただけます。

見る場所を、道の種類ごとに並べます。

知りたいこと 見るところ
県内の路面の様子 えひめの道ライブカメラ(愛媛県)
国道の通行止め・規制 国土交通省の道路情報提供システム、四国地方整備局のライブ画像
高速道路の規制 NEXCO 西日本のアイハイウェイ、日本道路交通情報センター
閉鎖中かどうか 石鎚スカイラインは久万高原土木事務所、UFOラインはいの町本川総合支所

電話の問い合わせ先は、愛媛県のページに次のように出ています。

  • 県内の道路情報:日本道路交通情報センター 050-3369-6638
  • 国道11号・33号・56号(中予)・192号・196号:国土交通省 松山河川国道事務所 089-972-0034
  • 国道56号(南予):国土交通省 大洲河川国道事務所 0893-24-5185
  • 国管理以外の国道と県道:愛媛県土木部道路維持課 089-912-2720
  • 四国内の高速道路:NEXCO西日本お客さまセンター 0120-924-863

愛媛県のページは、冬の路面を次のように説明しています。

冬場の道路は、積雪や路面温度の低下による路面凍結が起こる箇所があります。

県の通行規制の表では、県道338号岩城弓削線の3区間(弓削大橋、生名橋、岩城橋)の「その他」の欄に、風速とともに「凍結」と書かれています。この道を通る日は、凍結の情報も見ておきます。

道路やカメラの情報は、運転中に見るものではありません。同乗者に見てもらうか、出発前に見ておきます。道路の情報を出している機関の全体像は、愛媛の道路情報を、出発前にどこで調べるかにまとめています。

今回は確かめられなかったこと

  • 2026年度の冬期閉鎖の日程。ここに書いた期間は、過去の実績か「目安」です。
  • UFOラインについて、いの町が出している冬期閉鎖の期間。西条市のページの「目安」が根拠で、いの町のページには期間が書かれていませんでした。
  • 西条市の市道加茂24号線(旧寒風山トンネル方面)の冬期通行止め。公式の告知ページが開けませんでした。
  • 大川嶺の冬期通行止め。
  • 松山空港の各レンタカー店が、冬にスタッドレスタイヤを貸し出すかどうか。
  • 松山自動車道だけの、冬の規制の運用。

この記事について

ここに載せたページは、2026年10月13日に開いて確かめました。閉鎖の日程は年によって変わり、更新日の古いページもあります。現地の標識と、道路管理者の最新の案内に従ってください。

出典

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